
社名「泊船堂」について
泊船堂は俳聖 松尾芭蕉 が一時名乗っていた号です。伊賀上野から江戸に出て来た頃の芭蕉は小田原町(現在の中央区日本橋室町)で「坐興庵」を名乗り門人も増え、江戸でも屈指の俳諧点者となっていました。
しかし、自分の俳諧を目指して、当時としては辺鄙な深川の地に移り住んだのです。深川では目の前の隅田川を行き来する船に旅情を感じ「泊船堂」と自ら名乗りました。蕉風俳句のスタートです。
芭蕉を名乗る前の短い間でしたが芭蕉になる志の見えたこの時期、旅へのあこがれを込めた「泊船堂」の名を出版社の名前としました。俳句の道を歩む皆様、俳句を楽しむ皆様のお手伝いができれば幸せです。
